今日、2017年10月25日から始まった第30回東京国際映画祭。
特別招待作品として上映されるのが、この映画です。
Q&Aには、主役を演じたアダン・ホドロフスキーさんが登壇します。
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『エンドレス・ポエトリー』(原題:Poesia Sin Fin)その1
映画業界というのは、本当にエイジレスな世界だと思う。
定年がないし、年齢に関係なく勝負できる。
例えば、ポルトガルのマノエル・ド・オリヴェイラ監督。(Manoel de
Oliveira)
2015年4月2日に106歳で他界したが、死ぬまで映画を撮り続けた。
日本では、新藤兼人監督。2012年5月29日、100歳で他界する直前まで、やはり映画を撮り続けた。そして、米国ではクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)。87歳にして現役の映画人。監督や製作だけでなく、俳優業もまだ引退していない。「まだまだ学ぶことがたくさんあるんだ」と、数年前に発言していたような記憶がある。
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(C) 2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE |
そしてここにも1人。
チリ出身のアレハンドロ・ホドロフスキー監督。(Alejandro Jodorowsky)。
現在88歳。この年にしてこんな映画をつくり上げた。
『エンドレス・ポエトリー』(原題:Poesia Sin Fin)。
ホドロフスキー自身の少年時代をつづった前作『リアリティのダンス』の続編だ。
本作では、少年から青年へと成長したホドロフスキーが詩の世界にめざめ、恋をし、父親と決別していく。ストーリーは青春映画の王道だけれど、その表現ときたら!
ああ、これこそが映画の魅力。バカバカしさも、ちょーデフォルメも、何でもありの世界だ。でも、ホドロフスキーは本気だ。自分自身の心を本気でみつめ、青春を本気で表現しようとしている。ものすごくピュアに、ものすごくストレートに。
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だから、映画はものすごくおもしろいし、生き生きとしている。
まさにエイジレス! 80歳をとっくに過ぎたおじいちゃん(ごめんね)が、こんなみずみずしい感性でシュールでリアルな世界を描いてしまえるなんて!
製作費がクラウド・ファンディングで集まったというところもすてき。
自分の息子たちを出演させてしまうところもすてき。
そうなのです。ホドロフスキー青年を演じているのは、彼の末息子のアダン・ホドロフスキー。父親役は、彼の長男・ブロンティス・ホドロフスキーが演じているのです。
気持ちがへこんでいる人、希望を持とうとしてもその気力がない人、どうかその重い足を引きずってでも、映画館まで足を運んでほしい。映画が終わった頃、きっとあなたの心は何十倍も軽くなっていると思うから。
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<本ブログ内リンク>
(ホドロフスキー監督とマルセル・マルソー氏は、
共に芸術活動を行っていました)
マルセル・マルソーへの思い その1 (Le Mime Marceau)
映画の原点は「希望」... 第30回東京国際映画祭が始まる
<公式サイト>
第30回東京国際映画祭
『エンドレス・ポエトリー』
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2016年/フランス、チリ、日本/128分/スペイン語
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影: クリストファー・ドイル
出演:アダン・ホドロフスキー パメラ・フローレス ブロンティス・ホドロフスキー
レアンドロ・ターブ、イェレミアス・ハースコヴィッツ ほか
配給・宣伝:アップリンク
2017年11月18日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、
渋谷アップリンクほか全国順次公開