今から3ヶ月ほど前に開催された、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)が開催されてから、3ヶ月の月日が流れました。カナダのカーニー首相の演説が注目を浴びたことを覚えていらっしゃる方も少なくないと思います。ちょうどその頃、カナダ大使館の方から伺った話が印象に残っています。カーニー首相は、自国を「多元主義社会」(Pluralistic society)という言葉で表現されていたのだそうです。「多様性」(Diveresity) という言葉は、日本でもだいぶ馴染みのある言葉になってきた感があります。しかし「多元性」(Plurality) という言葉を聞く機会はまだ少ないのが現状です。
カナダという国が持つ大きな可能性が「多元性」という言葉に秘められていることを、体で感じることができるのが、この展覧会です。
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EEPMON展:デジタルアートが生み出す無限の世界
なぜか、訪れるととても元気になれる。
カナダ大使館の地下2階にある、高円宮記念ギャラリーで開催されている、EEPMON展。
EEPMON(イープモン)はアーティスト名。彼は中国をルーツに持ち、オタワで学んだ。
入口で孫悟空のような可愛いサルが迎えてくれるのは、彼が申年生まれだから。育った街を愛しているから、ルーツを大切にすることもできるのだろう。今回の作品は、渋谷と新宿を訪れたときのひらめきがモチーフとなって生まれた。東洋と西洋の文化を軽やかに行き来しながら紡ぎ出すEEPMONのデジタルアートは、明るさに満ちている。第二次世界大戦が終わり、21世紀となった今でも、この世界では戦争が続いている。でも、私たちには未来があって希望がある。そのことに気づかせてくれる時間を大切にしたい。



