『ボタニスト・植物を愛する少年』(英題:The Botanist)
『OXANA/裸の革命家・オクサナ』(英題:OXANA)
日々のニュース報道を見てもよくわからない。
ドキュメンタリーを見るのはつらい。
そんな人でも、映画を観ることで世界を知ることはできるのではないだろうか。
今、国内で上映されている2作品を紹介したい。
『ボタニスト・植物を愛する少年』
舞台となるのは、中国・新疆(しんきょう)ウイグル地区の村。植物を愛するカザフ族の少年アルシンは、漢民族の少女メイユーに恋をする。どこまでも広がる草原と澄み切った青い空の下、子供たちの瑞々しい感性がはじける。
『OXANA/裸の革命家・オクサナ』は、実在するウクライナ出身の芸術家であり活動家である、オクサナ・シャチコの人生に着想を得た映画。
2002年、ウクライナ西部フメリニツキー。アルコール依存症の父とそれを献身的に支える母のもと、イコン画を描きながら家計を支えていたオクサナは、理不尽な状況から逃れようと家を出る。やがて、フェミニストの活動団体 FEMENを結成、花冠を頭に飾り上半身を脱ぎ捨てて、女性の権利と自由のために立ち上がる。
過激であることは、決して「強い」ということと一致するわけではない。1人の女性としての感性が、社会の波に飲まれ壊されていく過程が痛々しい。
地球は大きいのだろうか。小さいのだろうか。
いずれにしても、この星に生きる人間の感性に大きな違いはないと思う。
嬉しければ笑顔になる、悲しいと涙が出る。誰だって幸せになりたいし、誰かの役に立ちたいと思っていることにかわりはないのではないか。
2本の映画はそんなことを教えてくれる。
<公式サイト>
『ボタニスト 植物を愛する少年』
https://www.reallylikefilms.com/botanist
監督:ジン・イー
配給:リアリーライクフィルムズ
『OXANA/裸の革命家・オクサナ』
https://cinema.starcat.co.jp/oxana/
監督:シャルレーヌ・ファヴィエ
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム


