”Journée de la francophonie à Tokyo”
(フランコフォニーのお祭り2016)
(フランコフォニーのお祭り2016)
春の光が降り注ぐ頃、アンスティチュ・フランセ(旧日仏学院)の中庭には、ピンク色の花が可憐に咲く。
毎年、この時期に行われるイベントが、フランス語を公用語とする国々が集まって行われる、”Journée
de la francophonie à Tokyo” (フランコフォニーのお祭り)だ。
地球上で、フランス語で生活する人の数は2億を超える。フランスの人口は、約6,632万人(2015年1月1日、仏国立統計経済研究所)。フランス語を話す=フランコフォン(francophone)の人口は、フランス国内よりも、フランス国外の方が多い。
多くの人に、フランス語の魅力にふれてもらおうと、無料のフランス語体験講座や、講演会、映画上映、子どものための遊びうたと絵本の会
「フランス語であそぼう!」などが行われる。
中庭にはエキゾチックな屋台の料理がならび、さまざまなジャンルの音楽が演奏される。
15:00頃出演予定の”ウェブスター(Webster)” は、カナダ・ケベック出身。ヒップホップのリズムにのせて流れるフランス語は、躍動感にあふれていて、小難しい日常の問題をすっと忘れさせてくれる。
カナダ・ケベック州出身のWebster
その一方で、彼の歌詞は切ない。
ウェブスターの父はセネガル出身、母はケベック出身。彼は自分を「セネケブ」と呼ぶ。ラッパーであると同時に、歴史家でもあるウェブスターがつくった歌の1つに、カナダの黒人の歴史を歌った曲がある。明日、その曲が小さな中庭で流れるかもしれない。少しでも多くの人の耳にその曲が届きますよう……
昨年の「フランコフォニーのお祭り」で来日した、
カナダ・ケベック州のジャズバンド、オーギュスト・トリオ(August Trio)
フランコフォニーのお祭り2016
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/francophonie-2016/
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