フランスの写真家、ロベール・ドアノーが残した数多くの著名人の写真の中に、若かりし頃のイザベル・ユペールの1枚がある。その頃の彼女は30代。パリのカフェで、まっすぐな視線をカウンターの店主に向けている。大きく澄んだ目、きりっとした口元……30年以上たった今もまったく変わっていない。あくの強い映画監督とも、世界に名高い大物監督とも堂々たる演技で渡り合い女優としてのキャリアを築き上げてきたイザベル・ユペールが、明日(2021年10月30日)から始まる第34回東京国際映画祭に向けて来日する。コンペティション部門の審査委員長に就任した彼女は、そして他の審査委員たちはいったいどんな映画に注目するのだろうか。
コロナ禍のあおりを受け、昨年度は海外からのゲストを迎えることができなかったことを考えると、今年の東京国際映画祭がものすごくかけがえのないものに思えてくる。
文化の灯が消えることのありませんよう。
<第34回東京国際映画祭 >
■開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)
■会場: 日比谷・有楽町・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net
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新規感染者の数も減少し、コロナ禍も落ち着いているようですが、こんなときこそ気を引き締めることが大切かと思います。楽しい会話にはマスクを忘れず、手洗いと換気を意識してお出かけください。
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