9月21日は「国際平和デー」(International Day of Peace)。ピース・デーとも呼ばれます。
ピース・デーの立役者であるジェレミー・ギリー(Jeremy Gilly)さんから、子供たちへのメッセージを預かりました。
***********************************************************
ジェレミー・ギリーさんと会う(Interview with Jeremy Gilly)
その3 ― 子供たちへ贈る言葉 ―
平和って何だろう?
それは、「暴力」がない世の中のこと。だから「戦争」っていうものすごく大きな暴力がなくなれば、平和な世の中っていえる。
でも、戦争がないことだけじゃない。みんなが安心して過ごせる世の中が、本当の意味で平和な世の中ということだから。
「世の中の暴力の多くが、家庭で、地域で、学校や職場で起きています」。日本を訪れたジェレミー・ギリーさんはこう語った。
「私たち一人ひとりにできること、それは、日常生活の中で平和を作ることではないでしょうか?」
家族との間で、会話はあるだろうか?
学校で、仲間はずれにされている同級生はいないだろうか?
職場で、孤立している人がいないだろうか?
こんなふうに、1人ひとりが考えることが平和への第一歩だと。これなら、子供にだってできそうだ。受験勉強や部活で忙しくても、人前に出るのが恥ずかしくても、すぐに始められそうだ。「9月21日」は平和の日だから、この日をきっかけに始めたらどうだろう?
ジェレミー・ギリーさん(2018年8月31日撮影) |
ジェレミーさんは、こんなメッセージを子供たちに贈ってくれた。
「9月21日は、君たちの日でもあるんだよ。この日を、自己表現の日にしたらどうだろう? 平和について考え、それを表現するんだ。平和についての絵を描いたり、詩を綴ったり……スポーツの得意な子なら、平和のためのランニングをしたっていい。自分を表現するんだ。『平和』という言葉をきっかけに。そして、家に帰ったら、家族にそのことを話そう。自分がどんな活動をしたのかって。そうして語り合って、その日一日、家族で仲良く過ごすんだ。そう、この日は君たちのための日なんだよ」
ジェレミーさんは、子供の頃、子役俳優として活躍していた。そんなジェレミーさんは、大人になって、自分の力を平和のために生かそうと決めた。映画の素晴らしさを知っているから、平和のための映画を作った。その映画は、ドキュメンタリー。ジェレミーさん自身が国連を訪れたり、政治家や平和活動家に会ったりして、9月21日を「平和の日」に制定するための流れをつくった。
だから「9月21日=平和の日」は、ジェレミーさんから届けられる、世界中の子供たちへの贈り物だ。
想像してみよう。
この日は、可愛らしいうす桃色のまあるい箱に入っている。そして、黄色いリボンで飾られている。1人ひとりが1個ずつ持っている。
持っているだけじゃもったいない。黄色いリボンをそっとほどいてみたらどうだろう?
<本ブログ内リンク>
ジェレミー・ギリーさんと会う その1
ジェレミー・ギリーさんと会う その2
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2018/09/interview-with-jeremy-gilly_19.html
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2018/09/interview-with-jeremy-gilly_19.html
<関連リンク>
ジェレミー・ギリーさんの団体では、子供たちの教育のためにクラウドファンディングを募っています。
くわしくはこちら(英語)
ジェレミー・ギリーさんが監督・出演しているドキュメンタリー映画。
ザ・デー・アフター・ピース(The Day After Peace)
0 件のコメント:
コメントを投稿