フランス人の目がとらえた、山田洋次監督
2024年9月、山田洋次監督の評伝が、大月書店から発売された。タイトルは、『山田洋次が見てきた日本』(原題:Le Japon vu par Yamada Yogi)。作者は、フランス出身のジャーナリスト、クロード・ルブラン氏(Claude Leblanc)。ルブラン氏が日本に滞在していた40年程前、映画館で見た「男はつらいよ」シリーズに夢中になり、寅さんの旅路をなぞりながら日本の地理や文化を学んだそうだ。山田洋次監督もまた、マルセル・パニョルやジャック・タチといった、フランスの映画人から多くを学んだ人だ。クロード・ルブラン氏が1年をかけて書き上げた本書は、山田洋次監督は映画を愛する多くのフランス人に読まれ、パリ日本文化会館で上映された山田洋次監督の特集は異例のロングランとなった。
2024年11月2日と11月3日の「寅さんサミット2024」では、クロード・ルブラン氏のサイン会が予定されている。両日とも13:00-14:00。(本書は会場での購入も可能)。
<本ブログ内リンク>
『ぼくの伯父さん』(Mon Oncle) --Monsieur Hulot と寅次郎―
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2016/09/mon-oncle-monsieur-hulot.html
<関連サイト>
【大月書店通信】第188号(2024/9/30)
『山田洋次が見てきた日本』が紹介されています
https://note.com/otsukishoten/n/nba6eff91b24f
「寅さんサミット2024」公式サイト