『ママと神さまとシルヴィ・バルタン』(原題:Ma mère, Dieu et Sylvie Vartan)
彼女は、太陽のような人。
彼に生まれながらの病気があることを告げられても、決してあきらめない。
その道にくわしい医師の噂を聞けば訪れ、神に祈りを捧げ、家で大切に見守り続けていた。歩けないことを理由に、彼が学校でいじめられることがないように……彼女の名はエステル。1963年、パリ13区の公営住宅で6人兄弟の末っ子として生まれたロランは、出征直後に「内反足」の診断を受ける。歩行を助けるための器具なしに歩くことはできない病気だ。母エステルの決断はこうだ。歩行器具をつけてしまったら一生普通に歩くことはできなくなるから、歩行器具なしで歩ける方法を探し出そうと。
原作は、ロラン・ペレーズによる自伝的小説。シルヴィ・バルタン自身が本人役で出演している。彼女の数々のヒット曲に合わせて描かれる家族の物語は、心あたたまる美談ばかりではない。ロランの成長に伴い、エステルの行動は「母の愛」から「過干渉」へと変化していく。感謝と恨みと情と……本人たちにとってはとんでもないことだらけなのに笑えてしまうのは、やはり根底には愛があるからなのだろう。会話がない、交流がない、ケンカもない。それよりも、みっともなくてもぶつかって傷つきながら生きていく家族の方がずっといい。
© 2024 GAUMONT – EGÉRIE PRODUCTIONS – 9492-2663 QUÉBEC INC.
(FILIALE DE CHRISTAL FILMS PRODUCTIONS INC.) – AMAZON MGM STUDIO
監督・脚本:ケン・スコット
原作: ロラン・ペレーズ
出演:レイラ・ベクティ、ジョナタン・コエン、ジョセフィーヌ・ジャピ、
シルヴィ・バルタン
2024年|フランス・カナダ|102分|
配給:クロックワークス
<公式サイト>
https://klockworx.com/mamakami_movie

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