今日、6月21日は” Fête de la Musique”(音楽の祭日)です。
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6月21日。この日はフランスに暮らす人たちにとって、特別な日だ。
” Fête de la Musique”(音楽の祭日)…… 夏の始まりを喜び、国じゅうが音楽の演奏で盛り上がる。人気ミュージシャンのコンサート、由緒あるホテルでの演奏会、ときには、街角で合唱する人たちも。通りがかりの人が自然に加わることもある。
暑すぎず寒すぎず、空気はさわやか。フランスじゅうが花と音楽でにぎわう、素敵な日だ。” Fête
de la Musique”(音楽の祭日)は、1982年に始まった。その後、フランス以外の国々にも輪が広がり、今では刑務所や病院の訪問演奏なども行われているという。
フランス映画祭2009で上映された『コード』(
LE CODE A CHANGE)でも、6月21日のにぎわいが、物語の節目として大切な役割を果たしていた。
日本でも、2001年に大阪を中心に” Fête de la Musique”(音楽の祭日)の活動が始まり、今年で13年目を迎える。「音楽はすべての人のもの」という基本精神に則り、” Fête de la Musique”(音楽の祭日)の一環として行われるイベントはすべて入場無料。出演者はプロ・アマを問わず参加できる。
街に音楽があふれる。演奏する人も聴く人も、「音楽」を前に平等になれる……6月はなんて素敵なのだろう! かつて日本から、美しい花が西洋に渡っていった。今、日本じゅうに可憐に咲いている、紫陽花(アジサイ)だ。そして、今度は西洋から「音楽の祭日」という贈り物が、梅雨時の日本に届けられた。
(アジサイが咲くフランス・パリ/ A Paris--juin,1999)
日本では、イベント開催の日を「6月21日」の1日に限定していない。入場無料のイベントが、さまざまな地域で行われる。
梅雨にあたる日本の6月も、音楽が華麗に彩ってくれるのがうれしい。
<公式サイト>
フランス政府の管理・運営によるフランス文化センター(アンスティチュ・フランセ)による、音楽イベントの情報。
*アンスティチュ・フランセ 日本 「音楽の祭日(フェット・ド・ラ・ミュージック)」
日本で自主的に始まった音楽イベントはこちらを。
フェット・ドゥ・ラ・ミュージック日本開催「音楽の祭日」主管事務局
フランス映画祭2015 (6/26より開催予定)
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