フランス映画祭2015のオープニングセレモニーが、明日6月26日(金)、東京・有楽町朝日ホールで行われます。セレモニー後には、このオープニング作品が。
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フランス映画祭2015が始まる
オープニング作品『エール!』 (原題:La Famille Bélier)
フランスの農家、ベリエ一家は、4人家族。
明るく笑顔に溢れる家族だが、他の多くの家族と違うことが1つある。
家族のうち3人が聴覚障害者で、コミュニケーションの中心が手話であるということだ。
ただ1人、聞くことと話すことが普通にできるのは、長女のポーラだ。ポーラは、父と母、そして弟の通訳として、手話がわからない健常者との会話をつないでいる。
そんなポーラには、すばらしい才能が秘められていた。
—— 「歌」だ。
やや低めのトーンで情感たっぷりに歌うポーラに、音楽教師のトマソンは、オーディションを受け、奨学金でパリの学校に通うことをすすめる。自分の才能を開花させたいと願うポーラ。しかし、ポーラに頼って生きる家族の思いはまた別だ。何より、父も母も彼女の歌声を聞くことができない。彼女の才能を信じる術もなければ、親として人生を指南することもできない。
聴覚障害を持ちながらも、政治家として立候補する父。
十代の少年少女に、激しい愛の歌を伝授する教師。
オーディションの後、「いい選曲だったね」とポーラに告げる審査員。
映画のすみずみに至るまで、”フランスっぽさ“があふれている。
ワイン、クロワッサン、カフェオレ…… そんなオシャレなフランスも素敵だけど、自由と愛と平等の精神が根づくフランスは、もっともっと素敵に感じる。
© 2014 – Jerico – Mars Films – France 2 Cinéma – Quarante 12 Films –
Vendôme Production – Nexus Factory – Umedia
10/31(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
<本ブログ内リンク>
フランス映画祭2014を終えて
フランス映画祭〜短編作品集 (2015年)
<公式サイト>
フランス映画祭2015
http://unifrance.jp/festival/2015/
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