『アスファルト』その2(原題:Asphalte)
フランスの郊外のマンション(= バンリュー/ Banlieue)。
マンションの住民が渋い表情で団地の一室に集まっている。エレベーターを交換するための話し合いのためだ。
エレベーターはトラブル続き。「ボタンを押したらやけどを負う」ほどなのだから、「交換しよう」という思いの切実さも半端じゃない。決して生活が豊かではない住民たちでも、費用負担はやむを得ないと、ほぼ全員が「交換すること」に賛成の意を示した。ただひとり、スタンコヴィッチ(ギュスタブ・ケルバン)をのぞいて。
ああ、民主主義の国、フランスらしい始まりだな……そんなふうに思いながら見ていると、思った通り、住民たちは全員一致でフランスらしい結論を出していた。
ついてない男を地でいくスタンコヴィッチだけれど、「塞翁が馬」のような展開が、素敵な出会いを用意してくれていた。
ここで、キーになるのが、映画『マディソン郡の橋』(The Bridges of
Madison County)。
クリント・イーストウッドとメリル・ストリープのフランス語の吹き替えがすてき。
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© 2015 La Camera Deluxe - Maje Productions
- Single Man Productions -
Jack Stern Productions - Emotions Films UK - Movie
Pictures - Film Factory
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9/3(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
<本ブログ内リンク>
アスファルト その1(女優とティーンエイジャー)
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2016/08/asphalte.html
<公式サイト>
アスファルト
監督: サミュエル・ベンシェトリ
脚本:サミュエル・ベンシェトリ
出演:イザベル・ユペール ジュール・ベンシェトリ
バレリア・ブルーニ・テデスキ ギュスタブ・ケルバン
マイケル・ピット タサディット・マンディ ほか
配給:ミモザフィルムズ
2015年/原題: Asphalte/100分/フランス語
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