『モードとインテリアの20世紀展 - ポワレからシャネル、サンローランまで -』
花模様のオーガンジーのガーデンドレス(ポール・ポワレ)。
簡素で優雅な黒のリトル・ブラック・ドレス(ガブルエル・シャネル)。
近未来的なエナメルのスーツ(アンドレ・クレージュ)。
まるで、パリ・コレクションのようなきらびやかさを再現したかのような展示は、島根県立石見美術館の協力により、実現した。静寂な日本の地方都市・石見に、国内屈指のモードコレクションが収蔵されているのは、世界に誇る日本のデザイナー、森英恵(ハナエ・モリ)の出身地であることに由来する。
※主催者の許可を得て撮影しています。
|
菊模様の鮮やかなピンクのホステス・ガウン(森英恵)を目にすると、2つの喜びで胸がいっぱいになる。
世界に誇るモードが日本から発信されたということの喜び。
そして、その大胆なデザインが、実は、日本が培ってきた文化への「愛」に溢れているということの喜び。
この展示会のもうひとつ魅力は、インテリアの再現。
華々しいファッションが誕生した時代のインテリア(アール・ヌーヴォーやアール・デコなど)を、服と並べ、絵や写真などで再現しているところだ。
ベルエポック、ジャズエイジ、世界恐慌と大戦、そしてミッドセンチュリー……
20世紀ファッションとインテリアの移ろいを見ていると、まるでタイムマシンで旅をしているような楽しさを感じる。
<公式サイト>
<公式サイト>
パナソニック 汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/museum/
|
0 件のコメント:
コメントを投稿