2018年10月29日月曜日

第31回東京国際映画祭 速報その1 『靴ひも』(英題:Laces) 

31回東京国際映画祭 速報その1
 
『靴ひも』(英題:Laces) 
 監督:ヤコブ・ゴールドワッサー
           
 観る機会の少ない海外の映画に出会えるのが、東京国際映画祭の魅力のひとつ。
 今年は、映画祭の部門のひとつ「ワールド・フォーカス」の今年のテーマは「イスラエル映画の現在 2018」だ。

 発達障害、臓器移植、父と息子……シリアスな内容を、こんなにさらりと描いてしまえるこの監督は、いったいどういう人なのだろう。軽やかでありながらテーマは深く、ほのぼのとしたハッピーエンドが待っているかと思えば、決してそんなことはない。
 涙なみだで観ていると、監督は、最後の最後に素敵な結末を用意してくれていた。
 
 登場人物は誰もが個性豊かで魅力的。美しい女性も多い。その中でもとりわけ印象に残るのが、ミカルという女性(というより「女の子」と呼びたくなってしまう可愛らしさ!)。主人公のガディと同じくらい、心がきれいで澄んでいるんだろうな。2人並んだときの後ろ姿が愛おしくて、ほんとに切なくなる。

 1031日(火)、20:20から六本木のTOHOシネマズで上映予定。
 仕事帰りでも間に合う時間なのが嬉しい。


会期中は、六本木TOHOシネマズの外のテラスで
軽食を取ることもできる。


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 映画の中で、美しい女性(リタ)がバッグからトイレットペーパーを出して涙を拭くシーンがありました。あれ、本当にトイレットペーパーだったのだろうか、イスラエルでは、携帯用のティッシュはロールタイプなのだろうか、と不毛なことを考える自分に思わず笑ってしまいました。
 こんなさりげないシーンが新鮮に楽しめるのもいいな。

 
<本ブログ内リンク>

ガディとミカルの純真さに、この映画の子供たちを重ねてしまう。
『カフェ・ド・フロール』( Cafe de Flore)その 3

臓器移植をテーマとしたフランス映画
『あさがくるまえに』(Reparer les vivants

<公式サイト>

31回東京国際映画祭

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