2022年11月24日木曜日

『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』その2 

『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』その2

 罪を犯す若者たち、その後ろ姿…



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  映画の中で、ジェラール・フィリップが演じる主人公はさまざまな罪を犯す。『ジュリエットあるいは夢の鍵 愛人ジュリエット』( 原題:Juliette ou la Clef des songes)では、恋人を喜ばせるために、『美しき小さな浜辺』(原題:Une si jolie petite plage)では、自分自身の心を守るために。前者は幻想的に、後者は自然主義的に人の業(ごう)を描いていく。

  罪は罪である。しかし、ジェラールが演じる罪人(つみびと)には哀愁が漂い、その背中を見てしまうと、罰ではなく慈悲を与えたくなってしまうのだ。彼が真の役者であると感じるのは、彼だけが表現できる詩的な哀愁ゆえかもしれない。




©1949 - PATHE FILMS




 

<本ブログ内リンク>

 

『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』その1

いい夫婦の日に寄す

https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2022/11/1001-gerard-philipe-100ans.html

 

<公式サイト>

『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』

http://www.cetera.co.jp/gerardphilipe/

 

 

配給:セテラ・インターナショナル

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