2026年9月21日月曜日

『モネと時間旅行』(La Venue de l’avenir)

『モネと時間旅行』(原題:La Venue de l’avenir)


親族。

その、何ともつかみがたい関係。ひとつ屋根の下で暮らす家族とは違う。恋人でもなければ友達でもない。同級生や会社の同僚とも違うし、SNSで意気投合した関係でもない。

会ったことがなくても、お互いを知らなかったとしても、その関係をやめることはできない。

この映画の登場人物たちもまた、面倒だが避けることのできないこの関係に戸惑いながら、先祖の歴史を辿り始める……彼らの先祖の名は、アデル・ムニエル。彼女が遺したノルマンディーの屋敷を買い取るため、土地開発の事業者が現在の持ち主にあたる30人近い人物を調査し、30人近い親族が初めて顔を合わせる。

多くの実力派俳優が存分に個性を発揮するさまが、何とも贅沢。現在とベルエポックの時代を自由に行き来する展開もわくわくする。

セドリック・クラピッシュ監督は密かに、戦争へのアンチテーゼをこの映画に盛り込んだ。「私自身、家族の歴史をたどろうとするとどうしても戦争という出来事に突き当たります。戦争は、ときに名もない人々の、ごく小さな人生を、大文字の〈歴史〉へと結びつけてしまう。そのことを、この映画の背景として静かに描いておきたかったのです」。「戦争には美化すべきものなど何一つない」と語る監督の言葉を胸に刻みたい。(※1


※1 クラピッシュ監督のコメントは、プレス資料より抜粋)


                                                                       © STUDIOCANAL - COLOURS OF TIME - CE QUI ME MEUT - 
                                                                        Emmanuelle Jacobson-Roques




監督・脚本:セドリック・クラピッシュ 

出演:スザンヌ・ランドン、アブラム・ヴァプレ、ヴァンサン・マケーニュ、ジュリア・ピアトン、ジヌディーヌ・スアレム、ポール・キルシェ、サラ・ジロドー、セシル・ドゥ・フランス、オリヴィエ・グルメ、ヴァシリ・シュナイダー、ヴァランタン・カンパーニュ


原題:La Venue de l’avenir

2025 /126 /フランス/

⽇本語字幕:古⽥由紀⼦

配給:セテラ・インターナショナル



<公式サイト>

『モネと時間旅行』

https://monetojikan.com/



9 ⽉ 18 ⽇(⾦)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、

Bunkamura ル・シネマ 渋⾕宮下ほか全国公開






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