2015年9月11日金曜日

第14回東京JAZZ  その1 -小さなスイスとの出会い- ( Tokyo Jazz, Rencontre avec une petite Suisse)

第14回東京JAZZ  その1
-小さなスイスとの出会い-

音楽には不思議な力がある。
国境を越えて、人と人を結ぶ力だ。
19世紀 アメリカで発祥したジャズもまた、海を越え、時代を経て多くの人の心をつないできた。
2015年9月4日から9月6日にかけて行われた東京Jazz”は、今年で14回めを迎え、多くの国のミュージシャンたちの個性溢れる演奏でにぎわった。


”SWISS ELECTRO JAZZ NIGHT”で演奏する、Grand Pianoramax
(2015年9月4日撮影


会場のひとつである、”the PLAZA”は、東京・国際フォーラム前の広場のこと。入場無料。整理券を手に入れると、ステージ前の椅子に座ることができるが、座席が埋まっても、演奏は広場に響き渡り、広場内にある大画面のディスプレイでステージのようすが楽しめる。

初日の9月4日夜、東京・国際フォーラムでは、スイスからやってきたミュージシャンたちよる、”SWISS ELECTRO JAZZ NIGHT” が開催された。

演奏したのは、3組のバンド。

バイオリンの音色がビルの谷間を軽やかに舞う
トビアス・プライシク・カルテット”(Tobias Preisig Quartet)

繊細なピアノとダイナミックなドラム、輪郭を描くのは、明るくて力強いボーカル
グランド・ピアノラマックスGrand Pianoramax

エチオピアの生命力あふれる音楽を取り入れた
“インペリアル・タイガー・オーケストラ”(Imperial Tiger Orchestra


海に囲まれた島国、日本。
山に囲まれた国、スイス。

歴史も地理も大きく違う2つの国。でも、ジャズを通して、2つの国が出会った。
日本という地で、スイスのミュージシャンたちが存分に自分たちの音を披露している。

飛行機がひんぱんに行き来し、ネットで簡単に情報が入る21世紀。
それでも、と思う。人と人が出会い、音と音が出会うこの瞬間が、どれだけ素晴らしいことだろう!と。



東京Jazz会場に設けられた「スイス・ミュージック・ラウンジ」(SWISS MUSIC LOUNGE)
スイスの音楽や軽食を多くの人が楽しんだ


<公式サイト>
14 東京JAZZ

http://www.tokyo-jazz.com

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