フランス映画祭2018 速報 その3 親子で楽しめるフランス映画
日本語字幕なし、吹き替えもなし、活弁士もなし。
フランス語の台詞を、1人の同時通訳者が座席の後ろから訳して語るという試み。
そんなライブ感が映画祭らしくて、こどもたちにも新鮮だったかもしれません。
フランス語の台詞を、1人の同時通訳者が座席の後ろから訳して語るという試み。
そんなライブ感が映画祭らしくて、こどもたちにも新鮮だったかもしれません。
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雨だから「じゃあ、映画でも観ようか」ということになるのか、雨だから「じゃあおとなしく家にいよう」になるのか、人それぞれ。
でも、この映画を観たくて集まった人たちが確実にいた。ものすごく多くはないけれど、少なくてがらがらでもなかった。
揺らぎのある輪郭と、優しい色合い。
『トムとジェリー』が「動くコミック」だとすれば、『とてもいじわるなキツネと仲間たち』は、「動く絵本」と表現すればわかりやすいかもしれない。
1時間20分のこのアニメは、3つの物語で構成される。
1話めは、コウノトリから預かった赤ちゃんを動物たちがアヴィニヨンの両親の家まで届ける話。
2話めは、ニワトリの卵を盗んでヒヨコたちを育てるキツネの話。
そして3話めは、動物たちがサンタクロースになって、人間のこどもたちにプレゼントを配ろうとする話。
どれも、こどもたちへの愛がいっぱいに溢れている。
産着にくるまった赤ちゃんのつぶらな瞳。自分が危険な目に合っていることも自覚せず、必ず誰かが助けてくれることを信じて疑わない、その笑顔。そして、赤ちゃんを助けようと我を忘れるブタさんたち。
「ママ〜!」とキツネに抱きつくひな鳥たちの表情。自分がキツネやオオカミの餌とはみじんも考えないあどけなさ。
世界中の「大人たち」にこそ、この映画を観てもらいたい。こどもたちには、あなたの力が必要なのです。
親子で観たい映画、ここにも。
『オンネリとアンネリのおうち』(Onneli ja Anneli)
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2018/06/onneli-ja-anneli-zodiak-finland-oy-2014.html
『フランス映画祭2018』 速報 その1
オープニングセレモニー
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2018/06/2018.html
『フランス映画祭2018』 速報 その1
オープニングセレモニー
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2018/06/2018.html
フランス映画祭2018 速報 その2
『メモワール・オブ・ぺイン』(原題:La Douleur)
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2018/06/2018-la-douleur.html
<公式サイト>
フランス映画祭2018
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