8月6日、広島原爆の日。
8月9日、長崎原爆の日。
そして今日、8月11日、鹿児島県の川内原発1号機の稼働が再開されます。
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『核などいらねぇ』忌野清志郎 その1
2013年3月。
地震と津波が東日本を襲い、福島第一原子力発電所で事故が起きた。
そのとき、天国にいる彼は、日本のこの有り様をどんな気持ちで眺めていたのだろうか。
♪「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ 根拠がねえ♪(『SUMMER TIME BLUES』より)
忌野清志郎(いまわのきよしろう)は、こう歌った。2013年よりもずっとずっと前のことだ。
こんなに素直に、こんなにまっすぐに自分の気持ちを訴えてしまう彼に、人々はどんな思いを抱いたのだろうか。憧れか、共感か、尊敬か……
彼の声を聴くたび、私はつい涙ぐんでしまう。感動?いや、少し違う気がする。
なんか切ない。清志郎の声はいつも切ない。
喉頭がんと闘った清志郎は、2008年に復活ライブで武道館を1万人以上の熱気であふれさせたが、2009年、天国へ旅立っていった。享年58歳。一所懸命に生きる人は、神様に愛されてしまって、だからはやく神様のいる天国へ導かれてしまうのだろうか……もっと生きていてほしかった。そして今、生きている彼の声で「LOVE ME TENDER」をうたってほしかった。
九州電力川内原発の再稼働が決まった。そして、御嶽山が噴火した……桜島から遠くない場所にあるこの原子力発電所を、誰が「安全」と保証できるのか。
♪ほんの少し考えりゃ オレにもわかるさ♪(『LOVE ME TENDER』より)
清志郎はきっと、天国からこう言っているんじゃないかと思う。
♪ダマされちゃいけねぇ♪
♪長生きしてぇな♪ (『LOVE ME TENDER』より)
<本ブログ内リンク>
ナガサキを想う...『あの夏の日』
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/08/on-that-sumer-day.html
『風が吹くとき』(広島原爆の日に)
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/08/when-wind-blows.html
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