2018年11月25日日曜日

『エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』 (Eric Clapton: Life in 12 Bars)

 映画は、B.B.キングへの追悼を述べるシーンから始まります。
 3ヶ月程前(2018816)に他界した、アレサ・フランクリンとのエピソードも語られます。

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『エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』
(原題:Eric Clapton: Life in 12 Bars

「僕のお母さんになってくれる?」
 初めて会った実の母親に、少年が尋ねる。
「それはできない……」
 母は少年にそう答える。

 その少年があなただったら、どう感じるだろう?
 
 両親に愛され、幸せな日々を送っていたと思っていた少年エリックは、ある日、事実を知らされる。自分の両親と思っていたのは実は祖父母で、母親は別にいて、海の向こうの国で別の家庭を築いていたと知る。
 
 少年エリックがラジオから流れるブルースに惹かれ、ブルースギターの道に進んでいく道のりの起点にあったのは、そんな生い立ちだった。

© BUSHBRANCH FILMS LTD 2017

  
 心に痛みを抱えないミュージシャンは、果たしているのだろうか?
 誰もが心の痛みとひきかえに、名曲を紡ぎ出しているような気がする。

 少年時代の苦しみは、どれだけ癒されたのだろうか。
 癒される前に、最愛の息子を事故で失い、彼の苦しみは上書きされてしまったのだろうか。

 それでも、クラプトンは生きている。挫折だらけの人生を放り投げずに生きている。
彼が「今」奏でるギターの音色を、ソファにもたれて聞きたくなった。

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『ブルース・ブラザース2000 に出演していたクラプトンは、「ブルース修行中の若造」(本当は若造じゃないけど)といった出で立ちが印象的でした。

<本ブログ内リンク>

この人のこども時代も、痛い……
『核などいらねぇ』忌野清志郎 その1 


<公式サイト>
『エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』

■タイトル:『エリック・クラプトン~12小節の人生~』
■配給:ポニーキャニオン/STAR CHANNEL MOVIES

1123日(祝・金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

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