ロシアの画家たちの描く海の透明感から、目が離せません。
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親子で美術館へ その2…『ロシア絵画の至宝展』
日本とロシア。
政治のことを考えると、いろいろ難しい話が出てきてしまう。
でも、文化や芸術は、私たちの距離を一気に縮めてくれる。
浦島太郎のロシア版?と思ってしまいそうな1枚の幻想的な絵。主人公の名前は「サトコ」。日本では女性の名前だが、ロシアでは男性の名前だ。サトコの頭上には黄金の魚たちが舞っている。中世ロシアの叙事詩『ヴィリーナ』の一節を描いた1作で、リムスキー・コルサコフのオペラでも知られる。
柔らかい陽の光に包まれて沐浴する赤ちゃんとお母さん、裸足でしっかりと大地を踏みしめるトルストイ、荒れ狂う波の中で生き抜こうとする船乗りたち……わかりやすく、私たちの感性にすとんと飛び込んでくるこの懐かしさをどう表現したらよいだろう。
学校の音楽室でロシア民謡を歌ったとき、あのときもきっとこんな感覚だったのではないだろうかと感じた。
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東京富士美術館に、親子で訪れたときの過ごし方を紹介しています。
親子で美術館へ その1
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