2019年8月16日金曜日

『グレーテルとヘンゼル』

『グレーテルとヘンゼル』

 『グレーテルとヘンゼル』の芝居がある。
『ヘンゼルとグレーテル』ではない。『グレーテルとヘンゼル』だ。
グリム童話の原作に子供目線のアレンジが加わって、リアルでブラックなドラマが繰り広げられる。

 登場人物はグレーテルとヘンゼルの2人。舞台道具は15脚のベビーチェアだけ。上演時間は1時間10分。

 子供向けと書かれてはいるけれど、私の周りに座る小学生の子供たちは、最後まで静かに見ることができるのだろうか……
 そんな心配をよそに、あっという間に時間は過ぎ、観客席の熱気と役者たちの熱気で会場には不思議な空気が生まれていた。

 子供に媚びるのではなく、子供の理解力を信じる芝居。
 こんな舞台がもっともっと増えますように。

 出演:土居志央梨、小日向星一
主催・企画製作:KAAT神奈川芸術劇場 
共同製作:劇団ル・カルーセル 協力:ケベック州政府在日事務所



<本ブログ内リンク>

ケベック出身の映画監督による映画には、ハリウッド映画ともフランス映画とも違う魅力があります。

グザヴィエ・ドラン監督
『たかが世界の終わり』 Juste la fin du monde

ジャン=マルク・ヴァレ監督
『カフェ・ド・フロール』( Cafe de Flore)その 3

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