2023年が始まりました。
1人でも多くの人の心にゆとりができ、映画を楽しめる年になりますように。
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『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
(原題:Whitney Houston: I Wanna Dance with Somebody)
彼女の声は、美しかった。
歌っているときだけではない。発する言葉そのものが。
『ボディガード』(原題:The Bodyguard)では、映画の筋を追いながらも、彼女の台詞の響きを心地よく聞いていたことを思い出す。
ホイットニー・ヒューストン急死の知らせが入ってから、10年の時が過ぎた。まだ10年なのか、それとももう10年なのか……
彼女の背負っていたものがどれだけ大きかったのか、彼女がどれだけ孤独だったのか、自分に理解できていたのだろうか。
ホイットニーの人生が1本の映画になった。主人公を演じるのは、ナオミ・アッキー。
彼女がプロデューサーのクライヴ・デイヴィス(スタンリー・トゥッチ)と対話するシーンが印象に残る。作詞・作曲・編曲、そこに歌い手であるホイットニーの解釈と表現が加わり、全世界にヒットする数々の名曲が生まれた。
母との関係、父との関係、恋人との関係、夫との関係、娘との関係……ホイットニーの周りには多くの人がいたはずなのに、それぞれの関係を紐解こうとすればするほど、なぜか彼女の孤独な後ろ姿が目に浮かんでしまう。
もしこの映画を観て、ホイットニー・ヒューストンという人をもっと知りたいと思った人がいたら、2019年に日本で公開された彼女のドキュメンタリー『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー』(原題:Whitney)をぜひ観てほしい。
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<本ブログ内リンク>
『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー』(原題:Whitney)
https://filmsandmusiconmymind.blogspot.com/2019/01/2019-whitney-c-2018-wh-films-ltd.html
<公式サイト>
『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー』
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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