2016年6月4日土曜日

ショートフィルムの日、そして『フランス映画祭 2016〜短編作品集』

フランス映画祭 2016〜短編作品集

6月4日は「ショートフィルムの日」。

毎年、恒例となった国際短編映画祭、SSFF&ASIA(ショートショートフィルムフェスティバル&アジア)も6月2日から始まった。横浜・みなとみらいの会場、ブリリア ショートショート シアターでは、昨日夜、フランス映画祭 2016〜短編作品集が上映された。

モノクロのスクリーンに、フランスパンの匂いがしてくるような、フレンチサウンドが流れて始まる第1作は『映画館の女たち』。監督は、マチュー・イポー(Mathieu Hippeau)。この人、本当に映画が好きなんだな、と感じる。しわくちゃ顔の女性をチャーミングにとってくれてありがとう。

アニメーション『ユルと蛇』(監督:Gabriel Harel)
川崎の上村遼太君の事件がふと重なって胸が痛い。

『スピーディー』(監督:Gianguido Spinelli
命がけでパリを走る1人の男。パリの街の魅力を再発見。ビートの強い音楽も素敵。


『不気味の谷』(監督:Paul Wenninger
反戦を訴える映像表現のありかたが広がった。憲法9条で揺れる今の日本の若者たちに特にみてほしいと思う。

『ママ(たち)』(監督:Maïmouna Doucouré
女の子が母親に抱く愛の深さと切なさ……間違いなく、女性監督でなければ描けない世界。世の中のお母さんたちに、くじけないでと何度も言いたくなってしまう。第1作の

『映画の女たち』と、ラストの『ママ(たち)』とのものすごいコントラストがフランスっぽくて嬉しくなっちゃう。

6月下旬まで、才能溢れる映画作家たちのショートフィルム(短編映画)が、「無料」で楽しめるので、ぜひ。


マチュー・イポー監督(2013621日撮影)

フランス映画祭2013では、『からっぽの家』(La Maison vide)の上映のため来日。
友を失った少年の心を繊細に描いた。


<本ブログ内リンク>

フランス映画祭~短編作品集 2015
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/06/2015_28.html

<公式サイト>

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア
SSFF&ASIA
http://www.shortshorts.org

フランス映画祭2016



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