2017年6月4日日曜日

大道芸の育つ街、ヨコハマ その2


港はシドニーのようで、坂の多さはサンフランシスコのよう。ジャズが似合うところはニューヨークにも似ている。ヨコハマは、そんな街です。
そして、最近は、パリに近づいていくのかな、と思うようにもなりました。

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大道芸の育つ街、ヨコハマ その2


62日(金)と3日(土)、開港祭でにぎわっていた横浜みなとみらい。
今日、64日(日)の夜は、そのときの熱狂がゆっくりとクールダウンしていくような、そんな気配が漂っている。そんな中、横浜ランドマークタワーとクイーンズスクエアの間の広場(グランモール公園円形広場)の大道芸を観ていると、なんともいえない切ない気分がこみあげてくる。



夜景に映えるスーパーアイドル星丸のパフォーマンス(2017年6月4日撮影)


午後7時半をまわったけれど、そこには、汗をかきながら、危険もかえりみず、必死で芸を披露するパフォーマーが一人。火を使ってのジャグリング、はしごを竹馬のごとく扱う命がけの芸……大阪を中心に活動する、『スーパーアイドル星丸』だ。
大道芸を観ていると、なぜだかわからないけれど、いつも「楽しさ」よりも「切なさ」が先に立ってしまう。死と隣り合わせと言っても過言ではない芸を披露する健気な姿に、涙が出てしまうこともある。
誰かが言ってた。ピエロの動きには情感があって、コメディアンの演技には哀愁(ペーソス)があるって。大道芸のパフォーマンスが切ないのも、そんなところに通じるのかもしれない。
そんな大道芸が、ヨコハマの地でもっともっと成熟していきますように。


 みなとみらいのぷかり桟橋。開港祭には、この周辺に多くの人が訪れた。(2017年6月2日撮影)


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大道芸の育つ街、ヨコハマ(その1)


『プレイ・タイム』( Play Time)  その1
--タチヴィルと横浜みなとみらい21-- 

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