2015年8月15日土曜日

名画座『ギンレイホール』

名画座『ギンレイホール』

 ロードショーで見逃してしまった作品、もう一度見直してみたい作品があったとき、名画座にふらりと立ち寄る、そんな時間の過ごし方がある。
Blu-rayDVDという選択肢がある今では、名画座はちょっとだけ贅沢なアイテムのひとつになりつつあるのかもしれない。

そんな名画座のひとつが、飯田橋の『ギンレイホール』。今年で、創立41周年となる。

名画座は、1作品観るともう1作品(あるいはそれ以上)楽しむことができる場合が多い。名画座からおすすめの映画をプレゼントされるような、そんなワクワクした気持ちも楽しめる。

 今日から上映が始まったのは『博士と彼女のセオリー』(原題: The Theory of Everything)と『6才のボクが、大人になるまで。』(原題:BOYHOOD)2本。当館の支配人・久保田芳未さんは、アカデミー賞授賞式で注目された2本を映画を、大きなギフトボックスに1つにまとめ、リボンで束ねてくれた。

「どちらか一方を観たくて来られたお客様が、もう一方の作品の方がよかったと言ってくださることもあります」と語る久保田さん。窓口で、館内で、自由に感想を述べることができるほど、観客とスタッフとの距離は近い。「よかったという感想もあれば、なぜここでこの映画を上映するんだ、といったお叱りもあり、日々学ばせていただいています」。ときにはあの映画がよかったから、ここでもぜひ上映してほしいという声も。
「ギンレイホールは、お客様に支えられ、育てられている映画館です」。ここには、『ギンレイシネマクラブ』というシステムがある。入会して定額を支払うと1年間、自由に映画を鑑賞できるというパスポートだ。多くの会員は、「なじみ」となってさまざまな声をスタッフに届けてくれる。そんな会員たちの支えはとても大きい。

 上映の入れ替え時には、久保田支配人をはじめ、スタッフが館の出入り口で観客を出迎えてくれる。この温かな「おもてなし」も、名画座の魅力のひとつだ。

暑さ続きの毎日、名画座で涼を取るというのも、風情があっていい。

<本ブログ内リンク>

『博士と彼女のセオリー』
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/08/8-15-theory-of-everything-67-5-however.html

6才のボクが、大人になるまで。』 その2
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/08/12-8-blu-ray-8-15-2-6-boyhood-2014-12.ht

6才のボクが、大人になるまで。』 その1
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/07/6boyhood.html

<公式サイト>

ギンレイホール








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