パナソニックが「LGBT(の社員)を差別しない」という方針を発表したことが、ニュースで流れました。あれから1週間ほどが過ぎたでしょうか。
日本の大企業が声を挙げたことに、希望を感じました。
そして、第88回アカデミー賞授賞式が、2016年2月28日(現地時間/日本では2月29日朝)始まります。
昨年は、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』( THE
IMITATION GAME) が、さまざまな部門でノミネートされていました。ゲイであったために、虐げられた末路をたどった天才数学者・アラン・チューリングをモデルとした作品です。
結果的に、脚色賞1部門の受賞となりました。
今年も、レズビアンを題材とした『キャロル』、トランスジェンダーを題材とした『リリーのすべて』がノミネートされています。ただし、作品賞には挙げられていません。
この状態を、LGBTへの理解が深まったととるのか、LGBTへの理解がまだまだ浅いととるのか……まずは来週の受賞結果を見届けようと思います。
LGBTに関するドキュメンタリー映画『ジェンダー・マリアージュ 全米を揺るがした同性婚裁判』が、ちょうど今、順次公開されています。アメリカという国で、LGBTがどのような経緯で人としての権利を勝ち取ったかがわかりやすく語られています。
日本に住む私たちが、LGBTをどのように受け止めるのか、その鍵は政府でも企業でもない、私たち個人の考え方が握っています。このページのお読みの方々ひとりひとりの力が集まれば、きっと社会も変わっていく、私はそう信じています。
昨年(2015年)のアカデミー賞受賞式で、脚色賞を受賞したグレアム・ムーアさんのスピーチの一節を、最後に記します。
「君の居場所もここにある、君は変わり者のままでいいんだ」
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』から、彼のそんな思いが感じ取れました。
<本ブログ内リンク>
第87回アカデミー賞を振り返る その1
〜虐げられた人たちへのまなざし〜
第87回(2015年)アカデミー賞を振り返る その2
〜ジュリー・アンドリュースからレディーガガへ〜
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2016/02/873.html
d.blogspot.jp/2016/02/873.html
『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』その1
『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』その2
『彼は秘密の女ともだち』(UNE NOUVELLE AMIE)
<公式サイト>
『ジェンダー・マリアージュ 全米を揺るがした同性婚裁判』
(The Case Against 8)
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