今日から、岩手県のフォーラム盛岡で上映が始まりました。
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あるときは、駅前のストリートミュージシャンの前で。
あるときは、移動中の車の中で。
またあるときは、ふらりと立ち寄った街角のカフェで。
「その1曲」に出会ってしまったとき。
なつかしいような、あるいはざわざわした心を静めてくれるような、それよりむしろ、心かき乱されるような…… 「その1曲に」に、そんな何とも言えない不思議な感覚を覚えた経験はないだろうか。
この映画の主人公もまた、「その1曲」に心奪われたひとり。
映画のタイトルでもある『カフェ・ド・フロール』という曲が、彼に語りかける。
「このままでいいのか?」と。
そして、本当の自分とは何かを考え、本当の自分にとってかけがえのないものを探し当てる。今まで大切にしていた多くのものと引き換えに。
© 2011
Productions Café de Flore inc. / Monkey Pack Films
周りを傷つけ、自分自身を傷つけながらも、「進まずにはいられない」本来の道へまっすぐに進んでいくアントワーヌ(ケヴィン・パラン)。
この映画は、120分という限られた時間で、その何倍もの時間を費やさなければ語りきれないほどのことを教えてくれる。
そのひとつは、自分の人生を導く「その1曲」が存在するということ。
そして、「自分の人生を生きる」ことには、多くの犠牲が伴うということ。
私はこう思う。
どんなに犠牲をはらったとしても、「自分の人生を生きる」すばらしさは、はかりしれないんじゃないかと。
そして、「その1曲」を探すことそのものが、音楽が私たちの与えてくれる大きな喜びなんじゃないかと。
© 2011
Productions Café de Flore inc. / Monkey Pack Films
配給:ファインフィルムズ
全国順次公開中
<本ブログ内リンク>
母の愛『カフェ・ド・フロール』その1
http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2015/07/cafe-de-flore.html
<公式サイト>
映画『カフェ・ド・フロール』
http://www.finefilms.co.jp/cafe/
<公式サイト>
映画『カフェ・ド・フロール』
http://www.finefilms.co.jp/cafe/
監督・脚本:ジャン=マルク・ヴァレ『ダラス・バイヤーズクラブ』『ヴィクトリア女王
世紀の愛』/撮影:ピエール・コットロー/出演:ヴァネッサ・パラディ『ジゴロ・イン・ニューヨーク』、ケヴィン・パラン、エレーヌ・フローラン、エヴリーヌ・ブロシュ『トム・アット・ザ・ファーム』、マラン・ゲリエ/© 2011 Productions Café de Flore inc. / Monkey Pack Films/2011年/カナダ・フランス/カラー/英語・フランス語/シネスコ/5.1ch/120分 原題:Café
de Flore 配給:ファインフィルムズ
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